阿寒湖エリアの食文化2 <b>阿寒のシカは馬鹿にウマい。</b>「阿寒産エゾシカ肉」

阿寒湖エリアの食文化2
阿寒のシカは馬鹿にウマい。「阿寒産エゾシカ肉」

阿寒町への道中は、いたるところに「鹿飛び出し注意」の看板が立っている。エゾシカは、大きなものだと体重が150kg以上にもなるから、車にぶつかりでもすれば、人命にも関わる大事故に繋がりかねないからだ。ちなみに、阿寒町はエゾシカのエサとなる熊笹や広葉樹の樹皮が多いため、道東地域最大の越冬地になっているそうだ。

近年は、エゾシカの増えすぎによる食害被害が深刻となり、害獣として駆除対象ともなっているが、駆除されたエゾシカのほとんどは廃棄処理されていた。だが、それには莫大な費用がかかるため、ここ10年ほどで、食肉としての流通が徐々に増えてきたのである。釧路市や阿寒町、弟子屈町では、この鹿肉をステーキやピザ、ハンバーグ、串焼き、鉄板焼きなどで提供する店が増えてきたそうだ。阿寒湖畔には、ミシュランでピブ・グルマンを獲得した鹿肉料理の店もある。

鹿肉は、もともとフランス料理の高級食材として人気だが、北海道ではハンターが仕留めたものを人づてに入手するくらいのもので、血抜きのやり方などハンターの技術によっては、獣臭くてとても食べられないような代物もあったと聞く。 ところが最近は、ハンターの技術向上に加え、生け捕りしたエゾシカを牧場で肥育する「一時養鹿」を行う企業が出てきたことで、付加価値の高い、良質の鹿肉が流通するようになってきたのである。 ただ捨てられるだけだったエゾシカが、土地の名物グルメになる。レジャーや駆除のためだった鹿撃ちが、新たな産業に繋がるのは、人と自然との共生にも繋がっていくのではないだろうか。

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