釧路エリアの食文化2 <b>そこのみで今も光輝く</b>「スパカツ」

釧路エリアの食文化2
そこのみで今も光輝く「スパカツ」

長く歓楽街として栄えた末広町。地方都市はどこもそうだが、このまちもかつての賑わいはなく、映画館、百貨店、キャバレーといった昭和の面影が失われて久しい。

幣舞橋を挟んで港と対峙するこの地域は、漁師や社用族のみならず、家庭の主婦や学生たちにとっても特別の場所だった。今のように携帯電話の無い時代は、そこへ行けば誰かに会える、懐具合が寂しくてもあわよくば誰かに奢ってもらえる。そんな鷹揚な時代の空気があったことだろう。

その末広町の一角に、今も変わらぬ賑わいを見せる店がある。釧路市民のソウルフード「スパカツ」で知られるレストラン「泉屋」である。知らない人のために説明すると、スパカツとは、スパゲティの上にトンカツを載せ、上から特製ミートソースをかけたもの。2人前とも見まごうような盛りの良さと、熱く焼かれた鋳鉄製のステーキ皿に盛られているのが特徴だ。市内にはこのスパカツを供する店が数店あるが、ここ泉屋は元祖スパカツの店なのである。ジュウジュウと音を立てながら出されるスパカツ。これも、「お客にあったまってもらいたい」という作り手側の発想で、いかにも釧路らしい。

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