釧路湿原の魅力5 ガタンゴトン、釧網線を途中下車。

釧路湿原の魅力5
ガタンゴトン、釧網線を途中下車。

途方に暮れるくらい広い釧路湿原の絶景を楽しむ賢い方法は、この列車を利用することだ。釧路と網走を結ぶJR釧網本線は、総延長166.2キロ。ときに釧路川と並走し、ときにメルヘンのような原生花園の中を走る、全国でも最も景色が美しい路線のひとつといえる。花と緑に彩られた釧網線の一部が元はといえば、明治時代に硫黄山で採掘した硫黄を運ぶために北海道で2番目に敷設され、後に釧路の発展につながる鉄道であったことはなんとも対照的な歴史の変遷である。

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オジロワシが空を舞う、タンチョウが飛び立つ、エゾシカもいる。車窓をはみだす湿原の大パノラマにじっとしていられず、JR細岡駅に途中下車してみる。近くの達古武沼は名前も知れぬ野鳥や水鳥たちの楽園だ。細岡展望台までは少し歩くが,途中オオバナノエンレイソウ、エゾスカシユリなど可憐なおもてなしに癒されながら展望台に着くと、釧路川が蛇行するあの神話的風景が広がっている。次に下車したのがJR塘路駅。ここで釧路川本流の前に立つと意外に早い水の流れ、きらめくさざ波に見飽きることがない。釧路湿原最大の湖である塘路湖もまた水鳥が多く集まり、バードウオッチャーたちの聖地となっている。

春から夏にかけてグリーンシーズンには臨時列車くしろ湿原ノロッコ号がその名の通り湿原周辺をのんびりと走る。ビューポイント辺りでは列車を減速してくれるが、シャッターチャンスの連続にアマチュアカメラマンは忙しい。一方、冬のホワイトシーズンにはSL冬の湿原号(C11 171)が走る。一面の銀世界の中、真っ白い煙を吐きながら雪を蹴立てて進むその姿は、鉄道マニアならずともなつかしさと旅情を抑えきれないことだろう。

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